TAPPYです
1児の娘を持つ父です。
0歳から5歳の現在まで
家事・育児・仕事ともに120%取り組んでいます。
約4ヶ月間の事実上ワンオペ経験も有り。
育児期間を経験して感じたことは
です♪
私は俳優として学んできた事を育児にフル活用しました。
人間の行動心理 子供が行動しやすいように導くことが出来る
人間の成長に関する研究 成長を焦ること無く見守ることが出来る
実際に育児の中で特に効果のあった「育児を楽にする方法」をご紹介します。
親も子供もより幸せになれる考え方が手に入ると思います。
イヤイヤ期にありがちな
オモチャ売り場で「買って!買って!」となるアレを、私たち親子が予防することが出来た方法です。
結論を言うならば、
「好奇心に対する満足感」を高めてあげると解決します!
【イヤイヤ期の対処法】親の接し方で全てが変わる!!
「イヤイヤ期」
始まる時期には個人差がありますが、一般的には1歳半〜2歳頃にピークを迎えることが多いようです。
「成長過程にくるものだから考えてもしょうがない」
という意見もあるようですが、私の考えは少し違います。
成長とともに現れることですが、その出方は親の行動でコントロールできます。
もし自分の子供がイヤイヤを言わなくて済む方法があるなら、
あなたはどうしますか?
親の行動で変わる子供の行動
子供は特有の性格を持って生まれてきます。
例えば、、、
- 積極的な子
- 物静かな子
- ミーハーな子
- 気分屋な子。
この様な根本的な性格は幼い子供の時にはよっぽどの事が無い限り変わりません。
(※成長してから環境や思考により変化が起こることはよくあります)
しかし怒りをあらわにする「イヤイヤ期」、これは性格ではありません。
大好きな親とコミュニケーションが上手く取れない事に対する怒りです。
子供の感情は環境に大きく影響されます。
大人も機嫌が悪くなる時があるように、子供も嫌なことが続くと機嫌が悪くなります。
イヤイヤ期は「感情のコントロール」がものすごーく下手な状態なのです。
子供の感情のコントロールが出来るかどうかは
親の日頃の言動に大きく左右されます。
これ買って!が止まらない『ほしいほしいオバケ』!
イヤイヤ期の対処法を考える上で、ひとつの行動を例に取りましょう。
街中で見掛けたことがある方も多いと思います。
オモチャ売り場で泣きながら「買って買って!!」が止まらなくなっている状態
そう、「ほしいほしいオバケ」です。
※わたしが付けた名前なので全然有名では有りませんwww
イヤイヤ期の中でも人目に付いてしまい、親としては最も勘弁してほしい事のひとつ。
しかしこの状況、かわいそうなのは親だと思いますか?
子供の立場になって考えてみましょう
- 子供は何かを求めて泣いている
- 泣き止めないくらい辛い感情になっている
大人も大変だけど、大人が思っている以上に子供ももどかしい状態なのではないでしょうか?
お互いのためにも、出来ることなら改善したいですよね。
「ほしいほしいオバケ対策」は乳幼児から始めよう
はい、あります。
「満足」出来れば欲しがらなくて良い
おもちゃやお菓子を前に「ほしいほしい!」と泣いてしまうのは
と言う気持ちが爆発した状態です。
これを避けるには
という事になります。
もちろん、開封して好き勝手する訳ではありませんwww
それをしなくても満足感を与える事ができます。
乳児期からある事を意識して育児に取り組むことで、子供の思考と感情に下記のような違いが現れます。
❌持って帰らないと絶対楽しめない!!
⬇
⭕その場で楽しめるから持って帰らなくて良いよ♪
具体的な方法は順を追って記載していきますが、
それを実現させるために必ず必要な能力があります。
それは、親子のコミュニケーション能力です
子供が駄々をこねる時には伝えたい気持ちや、叶えたい願いがあります。
大人同士だったら言葉を交わして解決することが出来ます。
しかし、コミュニケーションの手段が少ない子供は「いやだ!」「買って!」と感情的に泣くしか方法が無いのです。
・泣かないと自分の話をきいてくれない
その状況を避けるために必要なのが
乳児期からの言葉掛けで、気持ちを伝え合う練習
をすることです。
乳児期育児を頑張っているあなたに
産まれて1〜2ヶ月くらいの赤ちゃんのお世話。
- 何をしても泣き止まない
- 返事も反応も無い
- 何を感じているか全然分からない
この状態を辛く感じてしまっている人も多いと思います。
抱っこであやしても、歌を唄っても、名前を呼んで喋りかけても、相手は只々泣いているだけ。
私にも記憶があります。
夜中から明け方に掛けて『いったい何故泣いているのタイム』。
これには私なりの答えがあるので、近いうちに深堀った記事を作ります。
その努力、無駄にはなりません!
頑張った結果が見え辛いのが乳児期の難しいところです。
私に言えることはひとつ。
親が頑張った分だけ、子供の価値観・感情発育にその姿は刻まれます。
赤ちゃんは身近な大人から全てを吸収します。
少しづつ積み重ねて成長していくんです。
- 穏やかな声
- 優しい笑顔
- 思いやり
これらを自身を持って伝えることで、近い将来、心の通ったコミュニケーションが取れるようになります。
「あー、ちょっと足りなかったかもなー、、、」と感じたとしても、今からやれば大丈夫です。
既に駄々っ子で手が付けられなくても、親が変われば子供も変わってくれます。
「、、、親が急に優しくなったら変に感じない?」
(大人同士だったら何か裏があるのではと不安になるかもしれませんがwww)
大丈夫、
子供にとっては嬉しいだけです♪
【急いでいる人はここから】「ほしいほしいオバケ」の具体的な対策
結論から言います。
好奇心をその場で満足させる
これを出来るだけ心掛けます。
詳しく解説していきましょう。
イヤイヤ期対策 好奇心を「その場で」満足させる、とは?
乳児期の好奇心
- 見たい
- さわりたい
- 楽しみたい
成長と共に湧いてくるこの3つの欲求を満足させる必要があります。
①赤ちゃんは徐々に目が見えるようになり、次々と初めての物が目に映ります。
②手の存在を自覚すると色んな物を掴む、口に咥える、舐めるなどして、どんな物か確かめるようになります。
③感情が発達すると、その行動に楽しみがプラスされます。
このような「興味」が強くなっているタイミングで、
- 急かす
- 奪い取る
- 叱る
というような対応が続くと、子供は物足りなさを感じてしまいます。
わかってます。
いつでも好き勝手させられる訳ではないですよね。
好奇心を満足させるコンボ「共感・楽しむ」そして「言葉掛け」
やる事はこの2つ。
① 共感する ② 一緒に楽しむ
この2つの行動を、
「言葉掛け」をしながら行うこと!!
もう、これでもかってくらい、会話しましょう。
- 〇〇だよ〜
- 楽しいね〜
- すごいね〜
- 素敵だね〜
- 何みてるの〜?
- 何色が好き〜?
笑顔で、大人と会話するのと同じレベル感で話し掛けましょう。
って思う方もいると思います。
でも違うんです。
読み飛ばした人のためにもう一度言いますが、
これが本当に大切です。
- 自分を見てくれている
- 自分の事を考えてくれている
その瞬間は理解していなくても、その記憶はちゃんと深層心理に残っています。
そしてそれは、
⭕ 相手の気持ちを考える
⭕ 会話で気持ちを伝える
そんな思考習慣を子供に育んでくれます。
イヤイヤ期を回避する!「共感・楽しむ」4つのステップ
では実際に、私が育児の中でどのように行動したかをお話します。
ステップ① 子供の好奇心に気付く
- 「子供の好奇心」にセンサーを張ろう
- 子供の目に映るものに親から興味を示す
- 興味を持ちそうな物を先読み → 近づく or 避ける
ステップ② 好奇心を深堀りする
- 子供の頭の中の疑問を言葉にする
- 目の前の物に名前がある事を教える
- 色々な感情の種類を教える
ステップ③ 盛上がりを作る
- 楽しめるポイントを探す
- 親が率先して楽しむ
- 楽しい時間を共有する
ステップ④ 終わり方を練習する
- 「ばいばい」や「また来ようね」の習慣を付ける
- 重要な言葉掛け
- 「その場で遊び終わる」体験を積み重ねる
ステップ① 子供の好奇心に気付く
◇以下の解説!!
- 「子供の好奇心」にセンサーを張ろう
- 子供の目に映るものに親から興味を示す
- 興味を持ちそうな物を先読み → 近づく or 避ける
興味センサーを鍛えて「子供の気になる」に全力で応えよう!
「子供の好奇心」にセンサーを張ろう
- 初めて見るもの
- お気に入りのもの
- 潜在的に好きなもの
自分の子供が何に興味を示しているのか、表情から受け取りましょう
その顔に気付けなければその先へは勧めません
- 目を丸くして見つめる
- 口を尖らせる・ポカンと開くなどして見つめる
- うめき声を出し周囲を見回す
など、ただボーッとしている時とは違いが有るはずです。
新生児〜乳児期の赤ちゃんの視力
産まれたばかりの赤ちゃんは、白・黒・グレーで色を認識していると言われています。
生後1週間ほど経つと徐々に動きに反応するようになり、親の顔をじっと見るようになってきます。
その頃から「親の顔」を認識し始め、微笑むようになります。
※詳細記事作成予定(時期未定)
子供の目に映るものに 「親が」 興味を示す
ぼんやりと見えている景色の中に
「注目するべき何かがある事」
を教えてあげる
赤ちゃんは、世界に色々な物事が溢れている事をまだ知りません
- 目の前に物があること
- 今まで見たことの無い何か
- 様々な色の違い
自分の不明瞭な視界だけでそれに気付くのは難しいです。
親が「ほら、〇〇があるよ」「これが□□だよ」など聞かせてあげることで、
と、好奇心の成長へと繋がります。
成長を促すために、積極的に言葉掛けをしましょう。
興味を持ちそうな物を先読み → 近づく or 避ける
◎興味センサーを働かせて先読み
- 子供の目を引きそうな新しい物を探す
- いつもの道の、いつも気になる物を見に行く
- 他の場所で見たものを「ここにもあるよ」と教える
驚きと発見
これは赤ちゃんにとって成長の大切なチャンス
率先して体験さてあげましょう♪
0才児後期くらいから
「もっとみたい、まだみたい」という感情が湧いてきます。
この欲求が満たされないと好奇心が満たされません。
これが積み重なると、イヤイヤ期の火種になってしまう可能性があります。
「避ける」という選択肢を持っておこう
ステップ② 好奇心を深堀りする
◇以下の解説!!
- 子供の頭の中の疑問を言葉にする
- 目の前の物に名前がある事を教える
- 色々な感情の種類を教える
赤ちゃんの脳の可能性は無限大!色んな情報をインプットしてあげよう♪
子供の頭の中の疑問を言葉にする
頭の中にある「?」を言葉にする準備を始めよう
◎将来色んな言葉を使えるように、最初のうちから色んな単語を聞かせる
- なんだろうね
- 初めて見たね
- 気になるね
- 不思議だね
この当たり前の疑問を代わりに声に出してあげましょう。
無意識の中で
となります
親が子供に共感するのも大事ですが
「子供が親に共感する」
その機会を作ってあげるのもとても大切です。
これを繰り返すと子供は
頭の中に湧いているこの何かが「好奇心」であることを理解していきます
と無意識のうちに学び、そのうちマネをし始めるはずです。
※もちろんそれが発揮されるのはずいぶん先♪
目の前の物に名前がある事を教える
「名前」という情報を乳児期からたくさん聞かせてあげる
- 色々な言葉の響きを身体に染み込ませる
- 言葉を理解する基礎をつける
「ほら、何か見えるね。これは花だよ。何色に見える?この花は赤い色をしてるね。」
- 目の前に何かがある
- それには「ハナ」という名前がある
- 「イロ」という言葉がある
- そのハナは「アカ」というイロをしている
簡単な一例を出すとこんな感じです。
実際はもっとたくさん話すし、色んな言葉を聞かせます。
声色も変えたり、単語を強調させたり。
はい。
この目的は「色々な声の響き」をたくさん伝えることにあります。
最初から色々な種類の言葉を聞かせるのは、
「色々な声の響きがある」ことに気づいてもらうためです。
子供は言葉の音や響きを、親とのやり取りで少しずつ吸収していきます。
放っておいても自然と学びますが、こちらが意識的に行うことで発達のスピードが変わります。
- 物の名前がある
- 様々な色がある
- 異なる形がある
- 温度、硬さ、やわらかさ、etc,,,
たくさんの情報を目で、耳で、肌で、学ばせてあげましょう。
色々な感情の種類を教える
親は感情表現のお手本、前向きな言葉を素直に表現しよう
マネっ子がお互いへの共感の練習になる
物を見たり聞いたりした時、、、
親自身が「キレイなお花だねー!」「大きな音だねー!」と少し大げさに反応しましょう。
子供のいちばんのお手本は身近にいる親です。
優しい言葉を聞かせたら優しい言葉を使うようになるし、意地悪な言葉を聞かせたら意地悪な言葉を使うようになります。
子供自身が言葉の良し悪しを判断をしている訳ではなく、
「それが普通でしょ?」という感覚でその言葉を使ってしまいます。
自分が普段どんな言葉遣いや喋り方をしているのか、親たちはしっかり考えないといけません。
◎感想はマネっ子から
- キレイ
- おもしろい
- こわい
- びっくりした
- かっこいい
- ステキ etc,,,
「自分の中から湧いてくるもの」にも名前がある事を伝えます
感情・感想は具体的な言葉と重なることで明確に理解できます。
初めの内はただのマネっ子の感想です。
親が「綺麗だね」と言えば子供も「きれいだねー」と、
親が「凄いね」と言えば子供も「すごいねー」とマネをします。
脳内の言葉のレパートリーが揃って感想を理解すようになれば
「共感」の効果が高まってくる
そのうち間違いに気付くよ
◎乳児期には「色んな言葉があることを教える」を目的にしましょう。
「今この表現は的確かしら?」
「間違えて覚えたらどうしよう」と気にしていると喋れなくなってしまいます。
実勢に声でコミュニケーションが取れるようになってから、
お互いにどう感じるか意見交換をすると楽しいです。
ステップ③ 盛上がりを作る
◇以下の解説!!
- 楽しめるポイントを探す
- 親が率先して楽しむ
- 楽しい時間を共有する
このあたりで思い出しておきましょう。
イヤイヤ期の「ほしい!ほしい!」「買って買って!」
この状態になってしまう原因は
好奇心の満足感が足りていないからです
昨日今日の話しではなく、乳児期からの満足感のことです。
好奇心を満足させる為に必要な行動
- 「気になる事」と向き合わせてあげる
- 「楽しい」時間を体験させる
- 「納得」させて終わらせる
①「気になる事」と向き合わせる、はここまでで解説しました。
楽しめるポイントを探す
乳児期の初期には「親子で好奇心に向き合う」ことが重要でした。
- 赤ちゃんの不明瞭な疑問を親の言葉で代弁してあげる
- 言葉のコミュニケーションで好奇心を共感し合う練習をする
子供が成長すると、好奇心の対象へアクションを起こすようになります。
そこで次の「楽しむステップ」へ進みましょう♪
子供のしたい事の3ステップ
- 手に取りたい
- 口に咥えたい
- 「楽しい」を感じたい
①「手に取りたい」という欲求は、成長の中で当然出てくる欲求
赤ちゃんの「行動する意欲」なので、抑制し過ぎるのは心の成長に悪影響
②「口に咥えたい」も知的好奇心のひとつで物の形や硬さなどを確かめる為の行動
どう対処したら親も子供も良い結果を得られるか考えましょう。
「舐めたい」より先に「別の楽しい」を感じさせよう
・ベビーカーの0才児がお店に陳列されている「クマのぬいぐるみ」を見つけたとしましょう。
好奇心のシグナル
- 目線
- 「あー」などの声
- 手を伸ばす
子供の興味をキャッチしたら立ち止まって、共感を行いましょう。
「何か見つけた?」
「クマさんだね、かわいいね」
「一緒に見てみようか?」
好奇心を満足させるのは大切ですが、売り物や他人の物をベロベロ舐めさせるのはもちろんいけません、、、!
手に持って満足するタイプなら良いですが、
そんな時はこの行動がおすすめです!
「本気のお人形ごっこ」を始める
まずお人形は親が手に持ちます
- クマ「こんにちは、ぼくクマだよ」「〇〇ちゃん一緒にあそぼう」
- クマ「よしよししてあげるね」「握手しようか、せっせっせーのよいよいよい」
- などなど、楽しめたら何でも良いので、本気で遊びます
大切なのは「舐める対象ではなくお話したり一緒に遊ぶ対象」だと思わせること
「これに何の意味が?」と思う方もいるかもしれません。
ですがこのお人形ごっこは将来、想像以上の効果を発揮します!
「手に持つ」「舐める」より「お人形ごっこを見る」方が楽しいと感じさせられたら
私たちの勝ちです!
理屈よりも実践!タイプの方のために、
この「遊ぶ時間」の終わらせ方も軽く紹介しておきます。
バイバイ・また遊ぼうね、を使って
また来た時に遊べると習慣で覚えさせる
- クマ「バイバイ、また来てねー」
- クマ「もう帰る時間かな、また遊ぼうね」
- クマ「楽しかったね、バイバイのタッチ!」
楽しい気分と勢いのまま、終わり際の言葉をしっかり聞かせる♪
※「また次回」を子供と約束するのがポイントです
親が率先して楽しむ
この行動を成功に導くのは、親が楽しんでいる姿を見せること。
子供は「親の姿」に影響されます♪
何か楽しいことが起きているのかな? と思わせよう
- 親のテンション
- 楽しませる動きや言葉
- 掴まれそうな時のさりげない逃げ方
必要なスキルは多少ありますが、基本は家で遊ぶ時と同じです。
日頃から子供を楽しませる練習はしておくと良いと思います。
何度も同じことを繰り返して、子供が満足するまで遊ぶ
- 「楽しいことは何度でも繰り返したい」のが子供
- 親が面倒くさがってすぐにやめると逆効果
- 「毎回遊んでくれる」と思わせたら勝ち
親の「笑顔と明るい声」が何より最強
子供が最も愛情を感じることが出来る行動のひとつです!
- 笑顔をたくさん向けたら、たくさんの笑顔を返してくれる
- 明るく接することで、子供も明るく行動出来る
- 前向きな行動は、子供に電波していく
楽しい時間を共有する
「何をするか」は大事ですが、もっと重要なのは
「大切な人と一緒に楽しんでいること」です
「パパママもとっても楽しいよ!!」
楽しい時間を一緒に過ごす仲間になれば、より一層コミュニケーションが取れるようになります♪
パパママは付き合ってあげているだけ、にならないように気をつけましょう。
遊んだ後に「はい、終わり、もう帰ります」とドライに言われたら、
と残念な気持ちになってしまいます。
反対に「あーっ、楽しかったね!また今度来たら一緒に遊ぼうね!」と伝えれば、
楽しいことが一緒なの嬉しい!
と、子供ながらに感じ取ります。
「もっと遊びたいのに!」
と、子供が駄々をこねそうになったら
共感あるのみ!
- パパママももっと遊びたいのか!
- でも我慢するんだね?
- じゃあまた遊んであげる!
親がお利口だと、子供もお利口さんになるんです!
うちの娘がまさにこの通りで、「また遊びに来ようね」と父の事をなだめてくれるようになりましたwww
ステップ④ 終わり方を練習する
◇以下の解説!!
- 「ばいばい」や「また来ようね」の習慣を付ける
- 重要な言葉掛け
- 「その場で遊び終わる」体験を積み重ねる
「ばいばい」や「また来ようね」の習慣を付ける
笑顔で「また遊ぼうね!」の約束をして、ちゃんと守る!!
- 最初は伝わらなくても徐々に理解してくれる
- 「約束を守ってくれる人」の話しはちゃんと聞きやすくなる
- 「また遊べる」と分かれば、終わりが嫌ではなくなる
初めの内はその場を離れることを嫌がるかもしれません。
そう約束をして、その約束を親が毎回守るようにしましょう。
今日も楽しいー♪
これを繰り返すと、
子供は「今」に執着する必要がなくなります
- その場で楽しむことが出来る
- 次回も同じように楽しむことが出来る
- 今も、未来も満足できる
- 結果、何かを欲しがる必要が無くなる
「物足りない」「やりたい事をやらせてもらえない」
普段からその経験が多いと、子供の好奇心は満たされません。
その欠乏感のせいで「ほしい」の衝動が抑えられなくなってしまいます。
重要な言葉掛け
花を見る、車を見る、動物を見る
何かを始める時、「始まり」と「終わり」のタイミングでしっかり言葉掛けをしましょう。
遊び始め
- □□時まで遊ぼう
- 電車の時間に間に合うように終わろう 等
行動には「予定や理由」がある事を早いうちから教える
言葉や思考を使ってコミュニケーションを取るためのトレーニングになる
遊び終わり
- 楽しかったね、□□時だから行こうか
- もうすぐ時間だから、電車乗りに行こうか 等
事前に伝えていた通りに行動する
言葉を交わして、お互い納得して行動するための練習になる
このやり取りを積み重ねると、
⭕未来の予測・心の準備が出来るようになる
⭕親の提案に対して「納得して切り替える力」が育つ
親にとっても、押し付けや命令では無く「子供を対等に扱う」練習になります
親の誠意を伝えることが大切!!
- 「親の言うことが絶対」とは考えない
- 子供が満足していないなら「ごめんね」「ありがとう」を伝える
- 「もう行こうか?」など相手の意見を聞く姿勢をみせる
なぜこれが大切なのかと言うと、、、
「子供は親の行動を真似するから!!」
これを間違えると、
- 「絶対にわたしの言うことをきいて!」となる
- 素直に「ごめんね」「ありがとう」を言わない
- 親を無視して自分勝手に行動する(叶わないと怒る)
こうなる可能性が高まってしまいます。
後出しで「もう時間だから行くよ!」など、突然行動を急かすと、
と子供は混乱してしまいます。
「怒らないとわからない」と思っている親も多いように感じますが、
根気強く伝え続けることで、子供相手だとしても会話で折り合いが付けられるようになります。
「その場で遊び終わる」体験を積み重ねる
ここまでの事を親の習慣として繰り返しましょう。
子供の思考や感情を読み取りながら誠実に対応する。
すると子供は自分の頭で考え、率先して行動してくれるようになります。
初めの内は「無理やり楽しまなきゃいけない」感覚もあると思います。
ですが、子供がそれに応えてくれるようになると
親子の絆を強くなっていく実感が湧いてきます。
遊びの中にメリハリを作ることを意識する
- 始めの興味引き
- 遊びの中での盛り上がり
- 次回への期待を感じさせるようにバイバイする
明るい声色を使う
- 普段より少し声を明るくするだけで「楽しそう」になる
- 「親が機嫌良さそう」に見える(※子供にとってとても大切!)
恥ずかしがらず遊ぶ
- 「子供と遊ぶのは親の仕事」と考える
- 人に見られていても問題ない、誰も来にしていない(笑)
短時間でもしっかり楽しむ
また次のチャンスを見つけて遊ぼうね!
子供とこのやり取りが出来るようになると、家でも外でも育児がとても楽になります。
実現させるには
- 約束を守り続ける誠意
- 楽しい・嬉しいを態度で伝えていくこと
- 言葉のコミュニケーションを大切にすること
これらが必要になります。
大事な注意点!!
ここを外してしまうと、後々苦労すると思います。
後の頑張りで取り返せるとは思いますが、楽しい育児へのスタートダッシュが違います。
御存知の通り、脳の発達には個人差があります。
ですがその中でも、ポテンシャルを最大限に活かせるかどうかは親の対応次第です。
ほしいほしいオバケ対策 する? しない?
子供を「ほしいほしいオバケ」にしない為の行動を書き記してきました。
子供の「見たい・楽しみたい」欲求をその瞬間に満たす
乳児期から満足感を満たし続けると、将来の育児が楽になる、、、
という方法です。
思いますよね。
そう、決して楽な方法ではないです。
では、頑張る価値があるかどうか考えてみましょう。
ほしいほしいオバケ対策のメリット・デメリット
この対策をする場合も、しない場合も
◎メリット期 と ▲デメリット期
があります。
それぞれを見比べてみましょう。
【ほしいほしいオバケ対策をしない場合】
0〜1才 ◎メリット期
時間効率が良い・対応が比較的簡単
- ベビーカーで素通りする
- 泣いてもすぐに忘れる
- 駄々を捏ねる力が弱い
1〜2才 ◎メリット→▲デメリット 移行期
対応が少し難しくなる
- 「ほしい」「持って帰る」と意思を持って泣き始める
- その場から動かない等が始まる
- こちらの言葉が伝わらない
2〜4才以上 ▲デメリット期
時間効率が悪い・対応が難しい
- 衝動的に「ほしい!」と強く主張する
- 「絶対に持って帰る」という意思が頑固になる
- 駄々を捏ねる力が強い
- 感情的で会話が出来ない
【ほしいほしいオバケ対策をする場合】
0〜1歳 ▲デメリット期
時間効率が悪い・対応が難しい
- 毎回時間を掛けて興味を満たす
- 言葉でのコミュニケーションが難しい
- やっている意義が分かり辛い
1〜3才 ▲デメリット→◎メリット 移行期
時間効率は悪いが、徐々に対応方法が分かってくる
- 毎回興味を満足させる必要がある
- 言葉・気持ちのやり取りが出来てくる
- 対策の効果を実感し始める
3〜4才以上 ◎メリット期
時間効率が良くなる・対応が簡単になる
- 短時間で満足できる
- 余計なものを欲しがらない
- 会話で気持ちを切り替えることが出来る
- 駄々を捏ねても言葉を聞いてくれる
私は対策をした場合のメリットを実感してきたのでそちらの方が具体的になっているかもしれませんが、ご了承ください。
「子どものため」を優先して、自分を楽にしよう
自分で書いておいて何ですが
「ほしいほしいオバケ対策」をしない理由がやはり見当たりませんwww
しかし実際の所
こう感じる方も多いと思います。
新生児期から乳児期初期は、確かに色んな事に余裕が無いです。
何を頑張って、何を頑張らないか
このバランスをうまく取りましょう
全部をひとりで頑張るのは不可能です。
自分の限り有るキャパシティ使うなら、出来るだけ
子供のために。
子供の満足感を高めてあげることは
心を健やかに育むことに繋がります
この「心」には親の心も含まれます
自分の頑張りが子供の成長に繋がっている
この意識は親にとって大切な指針になっていきます
何でこんな辛いことばかり、、、と思うより
これは子供の幸せのためのタスクのひとつ
と考えると楽になる時があります
「泣き止むまで抱っこするのが今の私のタスク」と開き直るのが楽になるコツ♪
「物事をうまくこなさないと」と考えるのは親の思い込みかもしれません。
赤ちゃんは完璧な離乳食や育児ルーティンを求めてはいません。
いてほしい時にいてくれる
優しく声を掛けてくれる
そんな安心感の積み重ねが親への信頼へと繋がります。
まとめ:イヤイヤ期 ほしいほしいオバケ対策のすべて
長い記事になりましたwww
簡単にまとめます。
イヤイヤ期を改善したいなら「親の対応」から
- まずは親自身が変わる!
- 親が変われば子供も変わる
- 早い時期の方が効果は高いけど、遅いということは無い
イヤイヤ期は「怒り・感情の現れ」なのでコミュニケーションの改善を目指そう
『ほしいほしいオバケ』とは
満足感の欠如が原因で「欲しい」が爆発した状態
- 子供の無意識が関係している
- 子ども自身では解決出来ない
『ほしいほしいオバケ』具体的な対策
何かを見つけた「その場」で好奇心を満たしてあげる
その経験が多いと衝動的な「ほしい」が減る
- 言葉掛け
- 共感・楽しむ
この行動を積み重ねる
言葉掛けが大切
言葉掛けをすることで会話が得意な子供に育てる
- 言葉を聞かせることが目的
- 意味がわからなくても「見て・聞いて」子供は学ぶ
- 相手を思いやる言葉を聞かせるとそのうち真似をする
「共感・楽しむ」4つのステップ
①子供の好奇心に気付く
②好奇心を深堀りする
③盛り上がりを作る
④終わり方を練習する
「子供の好きなものに共感して
その感情を自覚させる
一緒に楽しい時間を過ごし
満足したら自分で決めて終わる」
これを親子でトレーニングする感覚
子供の好奇心の満足感が溜まっていく
※親が「楽しい」を本気で演出すると効果大
ほしいほしいオバケのメリット
乳児期から繰り返すことで
- 自分が本当に好きなものは何か
- どんな楽しみ方をしたいのか
- どのタイミングで終わりにするのか
- 物足りない時はどんな選択をするか
様々なことを思考する力が備わっていく
色んな事を親子で「会話をして解決する」ことが出来るようになる
大切な事を一言でいうなら
子供に寄り添うこと。
親の都合で急かすのではなく、
「いつでも君の気持ちや意見があることを知っているよ」
と伝える。
願いが叶う・叶わないではなく
「自分のことを考えてくれているんだ」と思って貰う。
これが伝わっていれば、
良い親子関係が築けていけると思います♪