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こどもの健やかな成長に欠かせない3つの要素:自尊心、安全感、親子絆

親が与えるべき宝物【自己肯定感・安心感・親子の絆】

子供が健やかに成長するために、親がまず与えるべきものがあります。
それは次の3つです。

健やかな成長に必要な3つのモノ
  • 自己肯定感
  • 安心感
  • 親子の絆

これらは幼い子供にとって、大切な宝物のような存在です。
この宝物を成長過程でじゅうぶんに与えられると、子供はのびのびと成長できます。

「自己肯定感、安心感、親子の絆」で育まれる力

  • 責任感や自立心が育ち、挑戦する勇気がつく
  • コミュニケーション能力が発達しやすくなる
  • 気持ちが安定して、ストレスに強くなる
  • 色々なことに興味を持てる
  • 親子間の信頼が育まれ、気持ちを伝え合える


「自分の子供にはこうあってほしい」と願う親御さんも多いでしょう。
このような成長できれば、子供自身も前向きに生きることができます。
しかし、「がんばってこうなるんだ!」と子供に言うだけでは押しつけになってしまいます。

そのために努力をするのは親の仕事!


親自身が努力を惜しまなければ、子供がのびのびと成長できます。
そこに魅力を感じる方はぜひ、この先を読み進めてください。

【自己肯定感】を育む

自己肯定感が高いと

  • 自立心が芽生える
  • 色々なことに挑戦する勇気が湧く
  • 自信を持って自分を表現することができる

簡単に言うと、
無いより有った方が「前向きに楽しく」過ごすことができます。
こどもだけではなく、おとなも同じことが言えると思います。

自己肯定感の形成は産まれた瞬間から始まります。
しっかりとサポートしてあげましょう。

自己肯定感を失わせる行動

「親」という存在は他の誰より、こどもの自己肯定感を育てることができます。
反対に、自己肯定感を破壊することができるのも「親」です。

自己肯定感を守るために絶対に避けるべき行動

特に重要な事柄だけ記載しました。
これは1回やっただけでもこどもの記憶に小さなキズが入る可能性があります。
もししてしまったら、できるだけ早く謝りましょう。

「ごめんね、そんなつもりじゃなかったんだよ。しないように気をつけるね。」

ちゃんと伝えれば分かってくれるし、キズもやわらぎます。
しかし同じことを何度も繰り返すなら、謝ることに意味は無くなります。

小さな否定でも、親からの言葉はこどもの自信を失わせます。
こどもとのやりとりには、細心の注意を払う必要があるんです。

親からの「否定の力」は強力です、気をつけましょう。

自己肯定感は親がプレゼントするもの

こどもの自己肯定感がどんどん高まる行動を紹介します。
些細なことに感じるかもしれません。
親がこの行動が積み重ねると、こどもは愛されている幸せを実感できます。

自己肯定感をプレゼントする方法
  • 名前をたくさん呼ぶ
  • いつでも笑顔を向ける
  • 呼びかけにすぐ応える
  • 感情に共感してあげる
  • 目を見てしっかり会話をする
  • 「うんうん」と頷いて話しを聞く
  • 感情を汲み取るオウム返し(エコーリピート)を使う
  • 行動や努力を具体的にほめる
  • 自発的に行動したことを見守る
  • 「大好き」と愛情を日頃から伝える

日常の中に嬉しい事柄がちりばめられていたら毎日が楽しくなります。
これは、おとなでもこどもでも共通です。
こどもは親と一緒にいる時間が大半です。
その時間が幸せであれば、のびのび健やかに成長していきます。

親は自分の本音を多少隠すことになるかもしれませんが、
こどものために行動したことは将来、何倍にもなって返ってくるはずです。

【安心感】を抱かせる

こどもに最初にしてあげるべき育児が、安心感を与えてあげることです。
掘り下げて考えれば、これは胎児の頃から始まります。
妊娠から出産までの期間は、目まぐるしく生活が変わりパパもママも大変だとは思います。

可能な範囲でいいので、お腹のこどもの未来のために行動を選んでいきましょう。

胎児が安心できる環境をめざそう

これから書くことは「難しい事ではある」と、あらかじめ言っておきます。

お腹の赤ちゃんのための行動

ママの優しい声と、穏やかな心音で包んであげる

パパの声をきかせて、味方がいることを知らせる

ママが穏やかでいるのがいちばん重要

胎児の安心感には主に、ママのメンタル面が重要になってきます。
周囲と協力して、できるだけイライラしない環境を作りたいです。

妊娠とはとても大変なことです。
パパはよく注意すべきことは、ここでは記し切れません。
ママも何かあれば言葉にして伝えましょう。
「気の利かないパパ」は反省が必要ですが、ママの「空気読んで」という気持ちだけでは何も解決しません。

お腹の赤ちゃんに声を届ける

お腹の赤ちゃんへの影響として気をつけたいことは「音」です。
胎児でも聴力は発達していると言われています。
近くの会話などは聞こえていると考えたほうがいいです。

そのため、下記に気をつけましょう。

  • なるべく騒音を避ける
  • 夫婦喧嘩はせず、落ち着いて話し合う
  • ママもパパも怒鳴りそうになったら深呼吸

してほしいのは、次の行動です。

  • ママの優しい声をきかせる
  • パパの優しい声をきかせる
  • 手のひら、顔を近づけて「声の振動」を伝える(特にパパ)

辛い時は無理しなくていいですが、ママが優しい声で過ごすことは将来の子供の成長に大きく影響します。

同じ様にパパの声も、早いうちからきかせることをおすすめします。
声を掛けないと、パパがそこにいることに赤ちゃんは気付けません。
お腹の赤ちゃんに話しかけるでも、ママに話しかけるでもいいです。
お腹に手のひらを当てて、声の振動がお腹に届くように声をきかせましょう。

ママは安心できる場所・パパも安心できる場所になろう!

この項目で特に言いたいことはパパの行動についてです。
意識して読み進めてください。

赤ちゃんは不安だから泣いています

お腹から出てきた新生児にとって、外は未知の出来事だらけです。
視覚や認識能力はまだ未発達ですが、防衛本能は生き抜くことに必死です。
「なんでいつまでも泣いてるの!」と言う声をよく聞きますが、
それはこの世界に安心できるものが少ないからです。

ママの腕の中、ここは新生児が無条件に安心できる場所です。
当然です。
今まで感じていたぬくもり、聞こえていた心音、声。
この世で唯一、安心できる場所です。

がんばれパパ!追いつけパパ!

ここに追いついてほしいのはパパの存在です。
安心できる場所になる努力をしないと、全ての負担はママにいきます。
※「それでもいい」というのが夫婦の総意なら問題ないのですが。

両親の損得だけではありません。
子供にとっても、心の拠り所が増えるのはとても良いことです。
パパの腕の中でも安心できる。
それは子供の自己肯定感にも大きく影響してきます。

「パパの安心感」を高める唯一の方法

産まれてきた赤ちゃんにとって、パパはほとんど知らない存在です。
安心できる存在になる方法は、

「抱っこして、声をきかせる」の積み重ね

これしかありません。
やらなくても、おもちゃで遊んで楽しく過ごす程度ならできるようになると思います。

でも本当に育児で大変なのは、泣いてどうしようもない時です。
この行動を積み重ねていないと、子供は父親に身を委ねてくれません。

信頼できる存在がこの世にふたりいる。
この事実は前向きに生きるための大きな後押しになります。
おとなで考えると、
「職場に信頼できる人がひとりしかいないか、ふたり以上いるか」です。
大きく感じ方が変わりませんか?

【親子の絆】をつくる

ここまで書いてきた行動の積み重ねは結果として、親子の絆へ繋がります。
出来上がったこの絆は、子供との未来をどんどん幸せなものにしてくれます。

親子の絆が深まるまで

不安な新生児へ全力で安心感をあたえる

自己肯定感を育むように大切に育てる

成長とともに、子どもの方も親を大切に想ってくれる

「いい関係を作る行動」のハードルが下がってくる

相手の気持ちをお互いに思いやれる関係になれる


産まれたばかりの子供にエネルギーを注ぐのは、ものすごくしんどい時があります。
そんな時に自分の感情をいったん置いて、子供の健全な成長を優先する。
すると、その頑張りが子供の成長とともに大きな幸せとなって返ってきます。

子供との絆を育み続けるには、行動を積み重ねるしかありません。
でも「永遠に頑張らないといけないの?!」と心配する必要はありません。
信頼と愛情で繋がれたふたりの絆は、どんどん膨らんでいきます。
新生児の時にはすごく苦労した行動が、1〜2歳になっただけでとても簡単に感じるようになります。
3〜4歳になれば、頑張り続けてきた人にとっては文字通り「イージーモード」です。
子どもの気持ちも良く分かるし、子どもの方もこちらの気持ちを分かってくれるようになります。

良い親子関係とは、良い人間関係

子どもと良い関係を作るためには、
子どものことを「ひとりの人間」として見ないといけません。

愛情を表現できる。
話し合うことができる。
相手を思いやれる。

そんな素敵な関係を目指しましょう。
パパママは「親と子」という関係に甘えないよう、丁寧にコミュニケーションを取りましょう。
それが子供にとって、素敵な人間関係をつくる最初の勉強になるのです。