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新生児との接し方ガイド:パパも実践できる抱っこのコツと育児の基本

育児に参加したいけど、どう接していいかわからない。
そう悩む方は多いと思います。
特に、初めての育児に直面した際に感じる不安や悩みには、様々な理由があります。

この記事では、「新生児との接し方」に対する悩みの原因と改善方法について具体的に考えていきます。
少しでも子供の健全な成長の助けになりたい、そんな方はぜひ読んでください。

ママもパパも抱く、育児参加に対する不安や悩み

育児の壁を感じる理由

育児に対して不安や悩みを抱えるのは、決して特別なことではありません。
「初めて」
「出来るかどうか分からない」
この状況は、精神的に壁を作ってしまします。
その壁が行動への不安や戸惑いを生んでしまいます。

育児に壁を感じてしまう理由は、下記のようなものがあります。

  • 新生児の扱い方がわからない
  • 泣いている赤ちゃんに何をしたら良いのか分からない
  • 抱っこすると赤ちゃんに泣かれることが多い

このような悩みは、ママ・パパ共通のものです。
出産をしたママでも悩んでいる人がいるということを知っておきましょう。

新生児育児への戸惑いと不安:考えられる原因

新生児を前にするとなぜ戸惑ってしまうのでしょう?
その原因は特別なものではありません。
仕事やスポーツなどで悩む時と同じように、育児の場合でも下記のような理由が考えられます。

育児に不安を感じる原因

  • 準備不足
    精神的、物理的な準備不足は不安に直結します。
    ママは妊娠期間中に赤ちゃんの存在を感じるられる場合もあります。
    多くのパパにとっては、赤ちゃんが産まれて初めて、明確にその存在を確認できます。
    そのためパパの方が、精神的に準備不足になる人が多いです。
  • 想像とのギャップ
    育児に対して心の準備をしていても、実際に赤ちゃんと接する際に
    『想像と現実の違い』に戸惑うことがあります。
    ママは特に、出産前は出来ると思っていたことが、産後のダメージが大きくて出来なくなってしまうことがあります。
    思っていたより辛い、思っていたより難しい。
    その差が大きいほど、これからの生活に不安を抱いてしまいます。
  • 経験不足
    未知のことに対して、不安を膨らませてしまうのが人間です。
    なので、育児の初期段階で不安を感じるのは自然なことです。
    そのことを理解しているだけでも、不安をコントロールすることが出来ます。
    家族や親戚に赤ちゃんがいた経験があり、その育児に積極的に参加していた場合は、育児への不安は少ないでしょう。

準備したからといって、必ずしも上手にできるとは限りません。
性格的に育児を負担に感じてしまうタイプの人もいるし、愛情表現が苦手な人もいます。
そんな人は頭の中を整理して、育児に取り組み易くなる行動を心掛けましょう。
そのためのヒントを、これから紹介していきます。

育児参加:まずは何が出来るようになれば良い

育児とは赤ちゃんの命を守り生かしていくことですから、やるべきことは膨大です。
『育児に参加する』といっても、まずは何をするべきなのでしょうか?

育児に参加するために:ひとりで出来てほしいコト

「これが出来ればパートナーの助けになる」

そんな最低限のスキルを紹介します。
育児に参加するために、まずは下記を目指しましょう。

  • 抱っこで赤ちゃんが泣きやむ
  • 夜泣きへの対応ができる
  • オムツ替えやお風呂の世話が出来る

これらはシンプルですが、育児をする上で非常に大切なスキルです。
何事も「ひとりで出来るようになる」が重要です。
パートナーが安心して任せることができる状態を目指しましょう。

オムツやお風呂は練習あるのみなので、失敗しても何度も挑戦しましょう。
勇気を出せば、出来るようになるはずです。

難しいのは「赤ちゃんが泣き止んでくれる」こと。
これは一朝一夕にはいきません。

新生児のパパ必見:赤ちゃんに泣き止んでもらう為には

赤ちゃんは不安だから泣いています。
「この人に抱っこされていたら大丈夫」と安心させれば、赤ちゃんは泣き止んでくれます。

「パパの抱っこで泣く」現象を無くすには
  • この人がいたら命の危険は無い
  • 辛くて泣いている時にずっと抱っこしてくれる

    と、赤ちゃんの本能に感じさせる。


母親の抱っこで泣き止むのは、妊娠期間中にこの信頼感をある程度作れているからです。
鼓動や声の振動などで、お腹にいる間に自分を守り続けてくれた存在として認識しているのでしょう。

この安心感に関しては、パパはママとスタートラインが違います。
苦労するのは当然とも言えますが、行動を積み重ねると同じように子供の信頼を得られます。

新生児育児のために、出産前にできる行動

  • 親になる自覚
  • 子供が産まれる実感。

これが有るか無いかで、行動力は大きく変わります。

出産後スムーズに育児参加するには、出産前から精神的な準備をすることが大切です。
パートナーの立場で言うなら、「してもらわないと困る」と思う方も多いでしょう。笑

妊娠中から始める育児参加

出産前の育児の準備として、具体的には次のような行動が有効です。
「赤ちゃんがいる実感が湧かない」と感じてしまうのは変なことではありません。
これらを通して赤ちゃんの存在を感じ、育児に対する心の準備を整えていきましょう。

お腹の赤ちゃんに日常的に話しかける

お腹に話しかけて赤ちゃんに声を聞かせることは、ママにとってもパパにとっても、とても重要なことです。
声の響きは、産まれた後にも同じように感じられます。
「聞いたことがある声だ」と、より早く信頼してくれるようになるでしょう。

同時に「お腹の中に自分の子供がいるんだ」と、親になる自覚を高めることも出来ます。

お腹が大きくなる過程を観察する

パパは特にですが、意識をしないと胎児の成長には気づけません。
たまに考えるのか、毎日考えるのかで、心や愛情の変化はまったく違ってきます。
「この中に自分の子供がいるんだ、毎日がんばって成長しているんだ」
そう考えることで、知らず知らずの内に親になる準備は進んでいきます。

妊娠中の定期検診に参加する

これは完全にパパに向けたものです。
行けるのならば絶対に定期検診に行ってください。
付き添いではなく自分も参加しに行く、この心構えが大切です。

現実に赤ちゃんがどんな状態なのか、脳みそにインプットしてください。
知識や考え方は、精神状態を成長させてくれます。
親の自覚を持つための大きな助けになってくれるはずです。

そして「ママは外出するのも一苦労なんだ」ということも、ぜひ実感してください。

新生児との接し方:安心と信頼を生む抱っこトレーニング

新生児の赤ちゃんから信頼を得るためには、ある程度の時間が必要です。
ここでは、安心と信頼をより早く、より深く育むことが出来る行動を紹介します。

実践して、赤ちゃんと自信を持って関われるようになってください。

抱っこで赤ちゃんと向き合うコツ:泣き止む抱っこを目指す

いちばん大切なことは抱っこをすることです。
肌に触れて、そして声を掛ける。
これらは赤ちゃんにとって、健やかに成長するために必要なことです。

抱っこの時に何を意識するべきかを紹介します。

抱っこの基本とおすすめ行動
  • 呼吸・鼓動のリズムを感じる
    手のひらで、赤ちゃんの呼吸や鼓動のリズムを感じましょう。
    背中やおしりをトントンする時には、そのリズムに合わせて優しく抱っこします。
    常にリズムを意識することで、赤ちゃんとの一体感が生まれます。
  • 泣いている時に積極的に抱っこする
    赤ちゃんが泣いていたら笑顔で抱っこしてあげましょう。
    その時の目的は「泣き止ませること」ではなく、「安心して良いよ」と伝えること。
    抱っこを続けることで「この人はいつも守ってくれる」と、赤ちゃんからは徐々に信頼して、自然と泣き止んでくれるようになります。
  • 子守唄を歌う
    抱っこしながら優しく子守唄を歌うことで、赤ちゃんが安心感を抱きやすくなります。
    赤ちゃんが落ち着けるリズムで歌を聞かせることで、「声」そのものに安心を覚えてくれます。
  • 名前をたくさん呼ぶ
    赤ちゃんの名前を呼びながら接することで、愛情を伝えることができます。
    愛情を込めて名前を呼ばれることで、赤ちゃんも自分が大切にされていると感じます。

この4つを根気強く続けると、赤ちゃんはあなたをかなり信頼してくれるはずです。
但し、「やること」ばかり先行しないように気をつけましょう。
呼吸・鼓動のリズムを感じながら、赤ちゃんが心地よさそうか、嫌がっていないか、常に観察しながら行ってください。

泣いている新生児を攻略:さらに心を落ち着かせるには

基本的な抱っこを習得したら次のステップです。
抱っこクオリティを高めて、寝かしつけや夜泣き対応の不安を消しましょう。

赤ちゃんに安心感を:抱っこのスキルアップ!!

抱っこをスキルアップさせる4つのステップ
  1. 穏やかな時、泣いている時のリズムを違いを感じ取る
    赤ちゃんのご機嫌によって、呼吸や鼓動のリズムは全然ちがいます。
    そのリズムを感じ取り寄り添うことで、泣き止むためには何が必要かを見つけられるようになります。
  2. 穏やかなリズムを思い出して、導いてあげる
    赤ちゃんが泣いている時は、穏やかだった時のリズムを思い出しましょう。
    そのリズムへ誘導するように背中トントンをしたり、子守唄を歌ってあげましょう。
  3. 泣き止まない時はそばにいる
    赤ちゃんはすぐに泣き止むとは限りません。
    それでも抱っこを続けたり、そばにいてあげることが大切です。
    抱っこが居心地悪そうなら、ベッドに置いて添い寝に切り替える方が良い時もあります。
  4. 安心感を引き出すルーティーン
    いつもの声色、いつもの子守唄など、安心感を呼び覚ますような習慣を作りましょう。
    外出先でのぐずりや、急な夜泣きの時に何かルーティーンがあると便利です。
    はじめの内はそんな効果は無いですが、続けるうちに急に頼れる武器になります。

親の自覚はいつ芽生える?:それは子育ての途中

親になった実感が湧かない。
それが理由で育児に尻込みしてしまう人もいるでしょう。
親になった実感や自覚は、いつ芽生えるのでしょうか。
大抵の場合、子育てをしている途中だと思います。

自身が無くても行動する。
誠実に赤ちゃんと触れ合う。
その積み重ねが、私たちを徐々に親にしてくれます。
どんなに上手に育児をしている人でも、きっと色々な積み重ねがあって今があるのだと思います。

もっと自信が持てたら、不安がなくなったら。
それを待っていては育児への参加はできません。

ぎこちなくても、赤ちゃんと接した時間を増やしましょう。
その時間が、自然と親としての感覚が育んでくれるはずです。